前原総合医療病院 | 医療法人誠心会 – 痛みのご相談はペインクリニックへ日本一やさしい施設をめざして

一般内科

受付時間

午前 午後
平日 9:00~12:30 14:00~17:30
土曜日 9:00~12:30 -

※やむを得ず休診することがございますので、念のためご連絡ください。

外来担当医表

受付時間
9:00~12:30AM 畠中 (糖内) 畠中 畠中 笹平 才原 (糖内) 畠中 大迫 前原(く) 笹平 前原(く) 大迫 笹平 橋口
14:00~17:30PM 大迫 笹平 橋口 畠中 畠中 笹平 (糖内) 前原(く) 橋口 畠中 笹平 橋口 新原
  • 診療日について、常勤医師の週間予定は上記のようになっております。18時以降は当直医となります。
  • 会議、学会等の都合で医師の変更がある場合がありますので、来院前にお電話【099-273-3939】を頂ければご案内いたします。

診療内容紹介

当院の内科は、一般内科として、高血圧、糖尿病などの生活習慣病から、風邪症状や腹痛などといった急性期疾患まで、幅広い疾患の診療をおこなっています。地域柄として、高齢の方が多いこともあり、高齢者医療にも力を入れています。在宅診療も行っていますので、介護の不安などあるときはお気軽にご相談ください。
また、インフルエンザ・肺炎球菌などのワクチン接種も行っています。ご希望の際はご相談ください。

高血圧外来

 当病院では高血圧外来を設置し、日頃より血圧が高い状態が続き、体調に異変を感じておられる方や日常生活に何らかの支障をきたしている方などに対し、診療を通じて、高血圧改善に導く適切な日常生活のアドバイスや処方を受けていただけるような体制を整えております。

高血圧とは

 血圧がある程度の範囲を超えて高く維持されている状態を高血圧といいます。(診察室血圧140/90mmHg以上・家庭血圧135/85mmHg以上、家庭血圧を優先する――「高血圧治療ガイドライン2014」(日本高血圧学会)による)。

高血圧の症状と身体に及ぼす影響について

 高血圧の自覚症状としては頭痛、めまい、耳鳴りなどがあるものの、これといって決まった症状が出ないことも多いです。
だからといってそのままにしていると、脳・心臓・腎臓といった重要な臓器に障害や合併症が生じ、普段の生活に支障をきたし、場合によっては生命の危機につながることがあります。高血圧は別名サイレント・キラー(静かなる殺し屋)とも呼ばれます。

 高血圧を放っておくと、常に血管に圧力が加わっている状態なので、血液を高い圧力で送り出しているのは心臓にはたくさんのエネルギーを必要とし、疲弊しやすくなります。こうして高血圧は、血管や心臓などの臓器に障害をもたらします。
高血圧が長い期間続くと、動脈が硬くもろくなり(動脈硬化)、また血管の壁が厚くなり、血液が流れる血管腔は狭くなります。
心臓では冠動脈の動脈硬化によって心筋梗塞や狭心症が生じます。
尿をつくる腎臓では、高血圧による障害で老廃物の十分なろ過ができなくなったり、タンパク尿が出るようになったりします。このまま放置すると腎障害は進行して、透析が必要となることもあります。また、腎障害は高血圧を悪化させる原因にもなります。
脳では脳卒中(脳出血や脳梗塞)が生じます。特に脳卒中では男女を問わず高血圧の影響が大きいことが明らかにされています。

高血圧の多くは無症状

 高血圧のその多くは原因を特定できないとされていますが、遺伝的要因と、偏った食生活やタバコ・お酒などの嗜好品の摂取過多、運動不足や精神的ストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされるといわれています。原因がはっきりしている高血圧は特定の病気や薬物の副作用などに起因します。

 高血圧そのものは無症状のことが多いので、健康診断などを通じて早期に発見し、適切な対策を講じることが大切です。家庭用血圧計を購入し(好ましいのは上腕用)、自宅で毎日測る習慣をつけることもお勧めです。

糖尿病外来

糖尿病について

 健康な方が「糖尿病」という言葉を耳にしても、「自分とは関係ない」病気のように思っていませんか?
令和元年の国民健康・栄養調査によると男性の19.7%、女性の10.8%が「糖尿病が強く疑われる」と判定され、2009年以降でもっとも高い数値が示されました。
また、男性の3人に1人が肥満で、高コレステロールについても男女ともに改善がなされていないことが明らかになり、高齢者の低栄養傾向も課題になっています。
糖尿病は自覚症状がほとんどなく自分では気づきにくいので、疲れやすい、急にやせたなどで病院にかかってみたら実は糖尿病だった、とか、心筋梗塞で入院したら糖尿病だったことがわかった、というように、糖尿病によるさまざまな症状が起こってから、はじめて糖尿病と診断されることも多いのです。

コントロール可能な病気です

 国民の5人に1人以上が患者かその予備軍と言われている糖尿病ですが、一度発症したら完治はしません。
ただし血糖値を正常レベルに保つことでコントロールが可能です。そのためには食事療法、運動療法が必要となりますが、様々な作用を持った多岐にわたる薬を使用してコントロールが出来る様にもなっています。

糖尿病には大きく分けて次の2つのタイプがあります。

1型糖尿病(インスリン欠乏による糖尿病です)

 すい臓がインスリンをほとんど、またはまったく作ることができない為、インスリンを注射しなければなりません。糖尿病の患者さんのうち、1型糖尿病は10人に1人もいません。
若いうちに発症する事が多いのが特徴ですが、年齢に関係なく発症が見られます。

2型糖尿病 (インスリン分泌不全とインスリン抵抗性による糖尿病です)

 すい臓はインスリンを作り出しますが、量が十分ではない(インスリン分泌不全)か、作られたインスリンが十分作用しません(インスリン抵抗性)。
2型糖尿病は最も一般的な糖尿病で、10人に9人以上はこのタイプです。若い人でも発症する場合もありますが、40歳を過ぎてから発症する場合がほとんどです。
糖尿病になるかどうかには一部遺伝が関係しており、肥満が原因とは必ずしもいえません。両親からの遺伝で、インスリンがもともと出にくい体質を持つ条件と、 運動不足や脂肪の過剰な摂取などの生活習慣により、インスリンの働きが悪くなる条件が重なって発症する事が多くみられます。

 その他には遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気などが原因となるもの、妊娠糖尿病などがあります。

三大合併症

①糖尿病神経障害

 糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが糖尿病神経障害です。足や手の末梢神経障害の症状の出かたはさまざまで、手足のしびれ、怪我や火傷の痛みに気づかないなどです。
そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常など、さまざまな自律神経障害の症状も現れることが特徴です。

②糖尿病網膜症

 糖尿病網膜症は目の中の血管が膨れたり、閉塞したり、破れたりするために網膜や硝子体などに異常が出てくる病気です。
糖尿病になってから数年経過して発症するといわれていますが、初期の頃には全く自覚症状がありませんので、糖尿病と診断されたら、定期的に眼科の検査を受ける事が大切です。気がつかないうちに病気が進行してしまい、ある日突然、眼底に大出血を起こして失明の危機にさらされることもありますので、早い段階で網膜症の発見が分かりますと治療効果も向上します。
まだ見えるから大丈夫という自己判断は危険です。

③糖尿病腎症

 尿を作る腎臓の、糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、だんだんにおしっこが作れなくなります。すると人工透析(機械で血液の不要な成分をろ過して、機械でおしっこを作る)をしければなりません。
週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析が必要になる原因の第一位がこの糖尿病腎症です。
しかもこれらの合併症は何の自覚症状もなく、少し血糖値が高い「糖尿病予備軍」と呼ばれる初期段階からひそかに進行します。そのため糖尿病と診断されたら少しでも早く治療を開始し、食事療法・運動療法を含めた治療を継続することが大切です。

主な症状

 糖尿病は自覚症状の乏しい病気ですが次の点に注意して、当てはまる場合は早めの検査をお勧めします。

  • 急な体重の減少
  • とても喉が渇く
  • このごろ太ってきた
  • おしっこの回数が増えて、量も多い
  • だるい、疲れやすい
  • 手足がしびれたり、立ちくらみがする
  • 足がむくむ、重くなる など

 2型糖尿病の発病は遺伝性による場合があるため、上にあげた症状のうち、3項目以上あてはまるご家族(父母、兄弟姉妹、子ども)には、糖尿病の検査をおすすめします。 また、適切な食事をとり、適度な運動をして肥満に気をつけていれば、2型糖尿病を防ぐ、あるいは発症を遅らせることができます。

糖尿病の治療法

 糖尿病初期の段階であれば、食事療法と運動療法が主体となります。
初期の段階であれば、食事を減らしたり、運動を少し増やしたりするだけで血糖が改善することも少なくありませんが、進行すると薬物療法が必要となります。
薬物療法には血糖を下げる為の多岐にわたる作用を持った血糖降下薬等と、インスリンがほとんど分泌されない人のためのインスリン注射があり、10年前より治療の選択肢が格段に増えてコントロールしやすくなってきました。 過信は禁物ですが、医師の指導の下、糖尿病は自己管理をしっかりすれば、必要以上に怖がる必要はありません。健診で糖尿病を疑われたら、早めの受診をお勧め致します。

医師紹介

畠中 健策 Kensaku Hatanaka
内科統括部長

資格
  • 日本プライマリ・ケア連合学会認定医
所属学会
  • 日本プライマリ・ケア連合学会
  • 日本内科学会
  • 日本腎臓学会
  • 日本透析医学会
  • 日本痛風・尿酸核酸学会
  • 日本生気象学会

大迫 豊 Yutaka Osako

資格
  • 日本小児科学会専門医
  • 日本プライマリーケア連合学会認定医
所属学会
  • 日本小児科学会
  • 日本内科学会
  • 日本プライマリー・ケア連合学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本抗加齢医学会

笹平 正廣 Masahiro Sasahira

資格
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本臨床栄養代謝学会認定医・指導医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本脳神経外科学会評議員
所属学会
  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本栄養代謝学会
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